熊出没注意。 [写真]
札幌も賑やかな市街地を離れ、
自然豊かな郊外の奥地へと来ると
こんな光景も決して珍しくはない。
エゾヒグマは日本最大の陸生肉食動物。
ゴツさや迫力は
ツキノワグマの比じゃありません。
因みに、死者7名、重傷者3名を出した
日本史上最大の獣害事件「三毛別羆事件」を起こした
人喰い熊、通称「袈裟懸け」が体重340kgほどだそうです。
近年、大型化が進んでいるとも言われており、
2007年には「えりも町」で
520kgの個体が捕獲されたとの記録もあります。
国外の記録ですが
記録として残っている最大のヒグマは
アメリカ合衆国はアラスカ州、コディアック島で捕獲された
雄のコディアックヒグマで、その体重はなんと1134㎏との事です。
「えりも町」で捕獲されたエゾヒグマも十分に巨大ですが、
その個体の実に2倍近い体重を持ち、
さらに熊科最大の種であるホッキョクグマの平均体重
(雄で300~800kgほど)をも上回る
まさに規格外の化物!
(遺伝子的にはエゾヒグマと殆ど変わらない近親種の筈なのに・・・)
まぁ、このレベルの化物に遭遇する事なんてまず無いでしょうが、
山にはどんな危険が待ち受けているか分かりません。
万全の態勢で臨む様に心掛けましょう。
線香花火 [写真]
同じ花火でも、
打ち上げ花火と線香花火では
趣が全く異なってきます。
線香花火は
派手さや華やかさにおいて
打ち上げ花火に劣る一方、
夏の終わりの儚さを体現したかの様な
情緒溢れる輝きは
虚飾を排し、
事象と現象を形成する上で
必要最低限のレベルまで洗練された
慎ましい無駄の無い美しさ、
「侘び」「寂び」の風情を、
より色濃く醸し出している様に感じます。