boseki ni tatazumu KMR [音楽]
kito-mizukumi rouberの1stアルバム
「boseki ni tatazumu KMR」
その正体は日本ハードコアパンク界の重鎮、
・・・と言っても決して過言ではない、
「あぶらだこ」の覆面バンド的なユニット。
因みにメンバーの正体は・・・
PAPEKYOWANCE PYOROTOMY (G, Vo) →「あぶらだこ」「長谷川静男」の「長谷川裕倫」氏
TECONDO OOKUNINUSHINO MAKOTO (G, Vo) →「あぶらだこ」の「大國正人」氏
PAPA BIG PAPA (Dr, Vo) →「長谷川静男」「滲有無」の「内田静男」氏
出荷枚数自体が少なく
現在かなり入手が困難なアルバムなのですが
先日、苦労の甲斐あって手に入れる事に成功しましたw
3rdの方はアマゾンでも取り扱っていて
入手が楽だったんですけどね。
↓
音の方ですが、もうやりたい放題好き放題。
一聴する限りでは、
それぞれが適当に滅茶苦茶な演奏をして、
酔っ払いのように奇声をあげているだけにさえ見えるのですが、
じっくり音を観察すればすぐにそうじゃない事が分かります。
スタジオ録音ではなく、
ライブでの音源をそのままCDにしており
ざらざらとした音質の悪さと、鬼気迫った臨場感が
その世界観をより濃厚なものへと熟成させている様にも感じました。
「スカム」と評するには
演奏力と曲構成力のレベルが高過ぎる事から
的確な表現ではないのかも知れませんが、
とにかく、この辺の際どい雰囲気にカタルシスを感じる人には
たまらない作品だと思います。
まぁ、一般受けはしないだろーなw
無秩序に聴こえる音の羅列が
1曲という概念を構成する時間と空間の中で
絶妙に絡み合い、癒着と分離を繰り返しながら
恐山の麓で盆踊りを踊っている・・・。
そう、まさに「死霊の盆踊り」的な
カオスでスカムな世界が全編に渡って繰り広げられている訳ですw
どの曲も物凄い存在感を放ってますが
3曲目の「kaminokuzukago」は冗談抜きで部屋の空気がおかしくなるんで
精神の弱い方や気分が落ち込んでいる方は
引っ張られるので注意が必要かも知れませんw
い い か ら こ っ ち へ 来 な さ い よ
上記でネタにした、
最強の糞映画「死霊の盆踊り」
↓
91分と言う貴重な時間をドブに捨てたい方は
ぜひ、ご賞味あれ。
kito-mizukumi rouberがスカムな匂いを漂わせた
テクニカルなバンドなのに対して、
この映画は「B級」と評する事さえおこがましい、
紛う事無き、正真正銘のZ級スカム作品。
ここまで酷いと逆に清清しささえ感じるほどの
ある意味で最高の映像作品とも言えますw
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